【醤油と地域】100年続く醤油屋が、100年先まで地域を残す。

石川県加賀市には、100年以上続く醤油屋があります。

変わらない伝統の味を守る一方で、新しい醤油屋の在り方も模索し続け、
また、生まれ育った地域を守るため様々な地域活動も取り組まれています。

今回は、そんな醤油屋に取材しました。

井村商店(いむらしょうてん)

明治40年代から醤油と味噌を造り続ける”井村商店”は創業110年を迎える老舗商店。

観光産業が盛んな石川県加賀市の旅館に数多くの商品を卸し、
まさに北陸の”食文化”を陰ながら支えてきた店のひとつである。

その実力は、旅館の食事に感動した宿泊客がわざわざ店に買いに来るほど。

井村ご夫妻

夫・直哉さん

大学卒業後、地元・愛知県蒲郡市にて金融機関に就職。
6年弱勤めた後、結婚を機に奥様の地元である加賀市に移住。

奥様のお父様の指導のもと、日々醸造技術の習得に臨む。

また、加賀商工会議所青年部や消防団にも在籍し、
今年度まちの青年団長を務めるなど、地域の活動に積極的に参加している。

妻・理恵さん

大学卒業後、関西から加賀市へUターン。
地元企業で1年間修行をした後に、家業である醤油屋を本格的に手伝う。

醤油づくりにまい進する一方で、地域の子供たちに英会話を教えたり、
地域イベントを開催したりと、大切な地元を守るための活動にも力を入れている。

Q1 加賀の醤油文化について教えてください

もとを辿ると、1615年~1623年頃に前田藩主の命によって
石川県で醤油醸造を行ったのが始まりです。

加賀の醤油は「うまくち醤油」と呼ばれていますが、程よい甘さとまろやかさが特徴ですね。

地元のおばあちゃんから「煮込みの時にはお醤油だけで砂糖いれなくても美味しい」と
言われる程の旨味を、是非感じていただきたいですね。

Q2 井村商店ならではのこだわりや技術を教えてください

必要に応じて、取引先様にあわせ醤油の味を変えていることです。

例えば、質の高い食事を提供している旅館さん。
「こんな料理を出したい」という気持ちに応えられるよう、
まずはサンプルをお持ちして、板長さんと相談しながら味を決めていきます。

こういったきめ細やかなサービスが出来るのも、
地元で長年築いてきた取引先様との信頼関係があるからだと思います。

そして、家庭においても醤油は身近なものです。

昔からの味を守り信頼を大事にすることをモットーに、日々取り組んでいます。


(ラベル貼りも1点1点心をこめて手作業)

Q3 色々な企業と取引やコラボをされていると思いますが、
今後、どんな人たちが移住してきたら嬉しいですか?

井村商店では、地元の洋菓子屋さんやお肉屋さんともコラボしています。
これは、ブランドの価値を高める「+α」の部分だと思っているので、
今後も面白いコラボが出来ればいいなと思いますね。

そして、醤油を使う飲食店がもっと増えて欲しいです。
新鮮な刺身など、直に醤油を感じてもらえる飲食店、大歓迎です!

Q4 現在第三子を妊娠中の奥様。加賀の子育て事情について教えてください。

石川県加賀市は18歳まで医療費が無料なので、これは本当に助かっています。

こども医療費等助成制度…

子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、子供の医療費が18歳の年度末まで無料。

また、地域のおばあちゃんやおじいちゃんが先生となって「昔の遊び」を教える場もあり、
町の皆で子供を見守っている安心感があります。

Q5 地域との関わりについて教えてください

ハロウィンやクリスマスの時に、地区会館を借りて子供向けのイベントを開いています。

最初は英会話教室の生徒達だけで開催していましたが、
段々規模も大きくなり、今ではイベントに共感してくれたママ達と一緒にやっています。

英語の歌やゲームで遊んだりと、赤ちゃんから中学生まで幅広い年齢の子が来てくれていて、
「子供たちがのびのび育つ環境」を、この先ずっと残していきたいと思っています。

 Q6 加賀市に移住を検討している人に一言

加賀市は山も海も近く、自然に恵まれたよい土地です。

人とのつながりをとても大事にしていて、あったかくて住みやすいまちだと思います。

一緒にがんばりましょう!

井村商店
石川県加賀市三木町ト165-1(加賀インターすぐそば)
TEL:0761‐72‐1786
奥様のブログ http://ameblo.jp/imuimu108/