【石川県】世界を旅したオーナーが作る絶品カレー”コイノボリ食堂”を知っている?

コイノボリ食堂

2015年8月、石川県かほく市でオープンし、
店主が世界中を旅しながら習得したネパールカレーを提供するお店。

「なるべく生産者の顔が見える食材を使いたい」と話す店主は、
自らも全国各地の出張・出店販売を精力的に行い、face to faceの販売に取り組む。

代表・澤邉公亮(さわべこうすけ)さん

料理の道に進んだきっかけは、25歳の時に経験した一人旅での出来事。

朝昼晩と自分の為にご飯を作ってくれるホストファミリーへの恩返しとして、
なんの知識もない状態から初めて包丁を握り、和食料理に挑戦したところ、
美味しそうに食べてくれた彼らの姿をみて、そこから料理の道に進むことを決心。

帰国後に、全国各地の飲食店で料理修行を行いつつ、
迷った時には旅を繰り返し、満を持して32歳の時にコイノボリ食堂を開業

Q1 ネパールカレーで勝負しようと思ったキッカケは?

もともと、30歳までに自分のお店を持ちたいと思って料理修業を積んでいましたが、
いざ30歳になった時「本当にこれで食っていけるのか」と不安になっちゃったんです。

悩んだら、旅にでる。

そんな風にして生きてきたので、この時も迷わず旅にでました。
そこで出会ったのがネパールの人たちです。

彼らは凄く器用で、シンプルですが美味しい料理を作るんです。
カレーも然りです。シンプルで美味くて毎日だって食べられるカレーを作ります。

そんな所に衝撃をうけて、これで勝負しようと思いました。

コイノボリ食堂のカレーは、ネパールのお母さんに教えてもらった、母のカレーです。


(二種類のカレーを混ぜながら食べるネパールカレー)

Q2 イベントなどで加賀農家とのコラボもされていますよね?

加賀で2017年から始まった”篝火夜市(かがりびよいち)”というイベントでは、
石川県加賀市の「山ん中たまご園」の鶏肉とコラボして出店します。

石川県加賀市の海沿いで営まれる平飼い養鶏園。2015年から本格的にスタートし、現在3年目。一般に普及されるケージ飼いの鶏とは異なり、土の上を毎日元気に走りまわり、地物中心の餌を食べる”山ん中たまご園”の鶏たち。

お互い世界を旅した経験もあるので、そこもフィーリングがあいました。

それぞれのお客さんにもPRできる良い機会だと思ったので、
イベントを通じてコラボできるのは楽しみです。


(山ん中たまご園の鶏たち)

Q3 全国に出張される理由があれば教えてください

同じ場所にずっと留まっていられない性分だからだと思います。

”旅”は、自分の中で大事にしているキーワードでもあるので、
全国に出張する時は、旅気分で色んな場所にいって、色んな人に出会って、
そこで自分のカレーを届けていきたいです。

Q4 カレーを完成させるまでに大変だった事はなんですか?

味については特にはありませんが、
常連の方達には本当に助けていただいています。

例えば、うちで提供している「チキンカレー」。
これは常連さんからのリクエストでスタートさせました。

また、味以外の話になりますが、集客面で苦労している時があって、
そんな時も常連さんには力になってもらっています

口コミを広めてくれたり、友達を連れてきてくれたり、感謝です。

Q5 コイノボリ食堂を通じて繋がる人々がいると聞きました

店内は、大きいテーブルを囲むようにして座ってもらいますので、
初めて会った人同士が相席してもらう事も多いんですよね。

そういう時、自分がそれぞれのお客さんを紹介させてもらったりしてます。

自分がキッチンでカレーを作っている間に、気づいたら話が弾んでいたりとか、
他人同士だった二人が、別の機会で一緒に食べにきてくれたりとか、
コイノボリ食堂をきっかけに、出会いが広がるのは凄く嬉しいですね。


(コイノボリ食堂オリジナルグッズ 手ぬぐい 限定20枚)

Q6 最後に、どんな人たちに食べて欲しいですか?

実の母が給食のおばちゃんをしていた事もあって、
自分にとって、アレルギーを持っている子達の大変さは常に身近にありました。

彼らは外食も気軽にできない事が多いので、
”外で食べれる”というだけで凄い喜んでくれるんです。

コイノボリ食堂のカレーも美味しいと言ってくれる姿をみると、
これからも安心して食べられる料理を提供したいな、という思いが沸いてきます。


(ひとつひとつの質問に考えながら丁寧に答えてくれたオーナー)

コイノボリ食堂
住所:〒929-1215 石川県かほく市高松タ-19-17
電話:076-281-2440
公式サイト:http://koinoborisyokudou.uh-oh.jp/wp/