コロナが私の生活にもたらしたもの ~加賀市なぎさんの場合~

自分の身近に住む人達は、今どのように感じ、暮らしているんだろう。

アンケートもとに、加賀で暮らす人々の「現在」をたずねるこの企画。
第5回は、留守番中の子どもの過ごし方について試行錯誤を重ねる主婦の方からの回答です。

※本アンケートは自粛期間中の4月に回答いただいた記事となります。

<今回アンケートに回答してくれた人>
ペンネーム:なぎ
ご職業:医療・介護関係
家族構成:夫、小学生2名

―コロナが発生する前は、どのように働いておられましたか?

1日6時間のパート (日により遅くなる時がある)。 現在も時間等は変わらない。

―休校・緊急事態宣言がでる前と後で、働き方に変化はありましたか?

・学童も自粛傾向があり、子供2人で家にいるので、遅くならないよう休憩をけずったり、次の日に仕事を回すことが増えた。その分、その週の最後の日にとても遅くなる。

・子供のお昼ご飯やおやつの用意、一日の過ごし方の確認など家庭での細かな作業が増えた。(天気がよければ必ず外に連れ出すなど)

・仕事ではさほど変わりないが、家庭での仕事が増え、より大変になり、余裕がない。

―ご自身やお子さん達の、休校中の1日の過ごし方を教えてください。

・子供は1日家に閉じこもっている(平日)。

・1日の時間割を作ったものの、子供たちだけの力ではなかなか上手くいっていない。

・テレビやゲームなど画面をみることが多い。

―コロナ発生に伴う休校・外出自粛となって、困ったこと、不安に思っていることはありますか?

・子供が一日家に閉じこもる環境であり、家に居てあげることもできず申し訳ない。

・子供たちだけで留守番させていることに何かあったらと不安が残る。

・宿題や様々なサイトもあり、勉強できるものはあるが、自主的にはなかなか難しい。

・家で子供の様子を見てあげられるわけでもなく、勉強する子しない子で学校再開時にものすごく差がつくのではないかと不安となり、子供たちに「勉強しなさい」ばかり口ばしってしまう。

―周り(家族・友達・学校・政治・メディアetc…)に対してモヤモヤしていることはありますか?

・感染を考えればしかたがないと分かってはいるのだが、学童も含め自粛の言葉や用紙が飛びかうと子供を預けることがダメなような気がして、無理をしてしまう。

・仕事に集中できない時もあり、そもそも、仕事に支障をきたさず家にいれるのであれば、預けてはいない。

―子どもの過ごし方や勉強など、お家ではどんな対応・工夫をされていましたか?

・一日の時間割りを作成した。

・少しでも子どものやる気がでるように、点数制にして、加点に対しお小遣いゲット! 1週間はもったが、なかなか続かない。。。

・自主性に任せる部分が大きく、うまくいかない。

―ご自身が気持ちを軽くするために工夫されていることはありますか?

・仕事は割り切って時間には帰るようにしている。

・子供たちと少しでも遊んだり、運動をしたりしている。

―コロナが発生する前と、自分の考え方や生き方が変わったなと感じることはありますか?

・コロナに感染し、もし亡くなった場合、死に目にも会えない。離れている親族等、より大切にしようと思うようになった。

・トイレットペーパーが品薄になど、ウソの情報に踊らされて買いしめがおきた。様々な情報がSNSで流れるこの時代、何が真実なのかを見極める力をもつことが必要と感じた。

―これから大切にしていきたいと感じていることはありますか?

今は(性格的にもだが)「○○したい」ではなく、「○○しなければならない」で行動している部分が多い為、自分がどうしたら余裕をもてるのかを考え、子供の視点、配偶者の視点をもっと大切にしていきたいと思う。

なぎさん、ありがとうございました!

加賀の人々の今を記録していくこの企画。

加賀ぐらしでは、アンケートに回答してくださる方やコロナ禍における加賀を映した写真を募集しています。

ご興味のある方、ご協力くださる方は、ぜひ加賀ぐらしまでご連絡ください!