発信を楽しく学ぶ「お気楽カレッジ」第2回目はライティング講座!自分らしい文章を書こう

こんにちはchinatsuです。

加賀ぐらしにて記事を書くのは初めてです。はじめまして。

加賀には越してきたばかりなので、情報発信しながら私自身も加賀のことをたくさん知っていきたいと思っています。

今回は、5月18日に山中の恩栄寺さんで開催されたお気楽カレッジ第2回目の様子をお届けします!

ちなみに第1回目で学んだのは写真だったのですが、受講生の数名は講座後にさらに写真欲が高まりカメラの購入に踏み切ったそうです。

満員御礼だった第1回目の様子もこちらからぜひチェックしてみてください↓

さて!第2回目の学習テーマは「編集・ライティング」 です。

今はプロのライターじゃなくても自身のSNSやブログを通して文章を発信する機会がたくさんある時代ですよね。

ふと、「もう少し上手く表現したいな…」と思ったことある人は多いはず!(私も)

そんな人達にピッタリな講座がここに!

講師はreallocal金沢のライターや広報を担当されている柳田和佳奈さん。

誌面からwebまで様々な媒体を手掛けるバリバリのプロライターさんです!かっこいい!

そんな柳田さんにもライティングに悩みつまづいた過去もあるようで…そういった過去から現在のキャリアに至るまでのお話もしていただきました。

まずプロの話をたくさん聞きます

最初のテーマがこちら

背景も手伝って、なんだか深いです。

「共感を呼ぶ文章の書き方なんて、そもそもあるの?」

柳田さんがライターデビューして間もない頃、なかなか上司からOKがもらえず、その時に言われた「どこかで見たことあるような文体の真似はいらない。」という言葉をきっかけに、マスコミやコマーシャル文体のテンプレに影響されてきたことに気付いたそう。さらに、「こう書いておくべきなんだろう」ということを気にしすぎて、本当に自分が感じたことを書けないままではいけない、と思ったそうです。

そして、本当に自分が感じたことを書いているメディアとして柳田さんが例に挙げたのは地域で暮らす人々にフォーカスをあてたWebマガジン雛形です。

『 例えば、田舎暮らし関連の記事には「山や海を眺めながら」という文章がよく書いてあるけれど、このWebマガジンの記事にはそういった文章がほとんど無い。それはライター本人に響いたことしか書いていないからであって、万人ウケを狙わない、その人にしか書けない文章なんです。』

たしかに田舎暮らしについて書くとなると、まずは自然を賛美したくなりますよね。

それは、そうした記事ばかりを自分自身が読んできたから、それが正解な文章だと思い込んでいるのかもしれません。

私も昔、海辺の村に住んでいた頃のブログに「早朝ランニングのBGMは波の音」だなんて書いてましたよ…。

そして問いへの結論は

共感を呼ぶ文章は無いけれど、共感を呼ぶ文章を書く姿勢ならある!

ということでした。

「自分はそう思わないけれど、こう書いておうべきなんだろうな…」という考えは払拭し、「自分だからこう書ける!」を目指したいですね。

この大前提をもとに、具体的なスキルアップの術について…

  • 書き出しがとにかく大切
  • 「かわいい」に頼ってはいけない
  • 書き終わったら一晩置いて、また読んでみる
  • 短いに越したことはない

などのポイントについて掘り下げていきます。

学んだら、実践あるのみ!

そろそろみなさんも書き出したくなった頃。各々持ち寄った「私の好きなローカルおやつ」について300文字程度のPR記事を、キャッチコピー含めて作成!制限時間はなんと20分です。

座学で学んだことを生かした文章を書くべく、みなさん真剣。座学の内容が盛りだくさんだったので、復習しながら自分の文章を練っていきます。

みなさんがライティングしている間に…

柳田さんもローカルおやつを全員分準備してくださっていました。やさしい…

私は初見だったのですが富山県の黒部ではとても有名な「水だんご」。夏の風物詩だそうです。

「え!?知らないんですか!?」とびっくりされました。

ついにきました講評の時…

一人ずつ発表していきます。普段、自分が書いた文章を声に出して読み上げることってそうそうないですよね。

みなさん最初は緊張気味ですが…

徐々に和やかで笑いの絶えない時間に。

柳田さんが良いポイントをたくさん言ってくださるほど、おやつの魅力や人柄が伝わる文章ばかりでした!

講評時にいただいたアドバイスをまとめると…

  • キャッチコピーはそのお菓子にしかあてはまらないような言葉を使おう
  • 人の役に立つ情報も入れよう
  • メディアでよく目にする表現は意識して消そう

そのおやつを好きになったのは自分自身なので、座学で学んだ「自分にしか書けない文章を書こう」に繋がりますね!

書き出してみるとやっぱり難しいですよね。1億総ライター時代とは言われていますが、自分の納得のいく文章を書くには、とにかくたくさん書く努力が必要なんだと感じました。

そんな努力をこれからしていく上で大事なことや上達する為のヒントを、本当にたくさんゲットできた、そんな講座でした。

………お手伝いスタッフだったはずが、がっつり受講してしまいました。

お気楽カレッジまだありますよ!

次回は6月15日「引き出し術を学ぶ」があります。一般聴講生の枠があるとのこと。

プロから学べる機会です!興味のある方はお気楽カレッジの公式ページをぜひ見てみてください。

講師の柳田さんと、主催である加賀ぐらし代表の山田さん。

ちなみに、今回の開催場所として本堂を貸してくださった恩栄寺の副住職である日下さんはインターネット上のお寺彼岸時の代表兼ライターでもあります!お坊さんもパラレルワークの時代です。

作務衣がなんとデニム地!

お疲れ様でした!

この後は持ち寄ったローカルおやつの交換会。私もどさくさに紛れていただきました。

お気楽カレッジ

URLhttps://kagagurashi.com/okiraku/

詳細上記URLよりお申し込み・お問い合わせが可能です。

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TEXT BY

chinatsu

能登出身。大学進学を機に上京。東京での会社員、大阪と徳島での2拠点居住やリモートワークを経て、「いつかは石川に戻る」という計画通り、2019年春に加賀市へ移住。地域おこし協力隊として活動中。総湯に通う毎日。最近は畑を借り野菜づくりもスタート。