高校卒業後、山形から石川に移住した温泉旅館女子が頑張っている!

石川県加賀市は、日本でも有名な温泉場です。

3つの温泉に囲まれ、それぞれが異なる泉質を持つ加賀温泉郷には、
多数の旅館が点在しており、その個性を活かしながら文化を発展させています。

そんな温泉エリアのひとつ、山中温泉で働き始めた一人の女の子がいます。
今回は、そんな彼女を取材しました。

白鷺湯・たわらや

石川県加賀市・山中温泉エリアに位置する創業800年の老舗旅館。

加賀市でも有数の絶景・鶴仙渓(かくせんけい)を望める風光明媚な立地、
そしてエリア随一を誇る圧倒的な温泉湯量でお客様の心を癒す。

たわらやは、人材確保にも力をいれており、全国の高校を対象として採用告知を行うなど
他旅館にはないアプローチを積極的に行うことにより、
遠方の地から、「たわらやで働くため」に移住してくる方もいるほど。

秋 里菜さん

山形県米沢市生まれ。

高校卒業後、山形より移住して、加賀市山中温泉の旅館・たわらやへ就職。

就職活動時、今までお世話になった方々に恩返しをしたいとの気持ちで就職先を探し、
自分の”頑張り”を見せることが1つの恩返しになるのではと思い、
たわらやでの採用情報を見つけ、家族と離れ遠い石川県加賀市で挑戦することを決意

現在、たわらやではフロントという部署に所属しており、おもてなしの技術習得に努力する日々。

Q1 白鷺湯・たわらやとの出会いを教えてください。

高校のキャリアセンターで、生徒や関係者のみが閲覧できる就職サイトがあるのですが、
そこで「たわらや」の求人情報を見つけたのが最初の出会いでした。

これまでずっと親や姉を頼って暮らしてきたので、
高校卒業後は「自立できる場所に身を置きたい」という気持ちと、
「人と接する仕事で、人の役に立ちたい」という気持ちがありました。

温泉旅館で働くことで、その二つともが叶いますし、
歴史あるたわらやの老舗旅館の雰囲気が凄くいいなと思ったので、
その場で電話を掛け、企業見学を申し込みました。


-館内から望む見事な鶴仙渓

Q2 企業見学の感想を教えてください。

たわらやの企業見学が、自分にとって初めての山中温泉でした。

夏の頃でしたが、たわらやの館内から見える鶴仙渓の景色が美しく、
新緑がいっぱいに広がって凄く綺麗だと思ったのを今でも覚えています。
また、館内に飾ってある俵の置き物も印象的でした。

見学が終わった後も不安はなく、ずっとここにいたいな、と自然に思いました。


-たわらやのシンボルでもある俵の前で先輩と。

Q3 入社して2か月、どんな日々を過ごしていますか?

2ヵ月、、あっという間でした。

今はフロントの受付とお見送りの業務を担当していますが、
覚える事も沢山あるので、日々勉強の毎日です。

特に最初の頃は道を聞かれても分からず大変でしたが、
お休みの日や休憩のときになどに実際にお散歩をしながら、
「ここまでは何分かかる」と楽しみながら勉強しています。

山中温泉の自然豊かなところが好きで、いつも癒されています。

Q4 社員寮での生活はどうですか?

一緒のフロアの人とご飯にいったり、良くしてもらっています。
あと、すぐに出勤できるのも嬉しいです(笑)。

加賀の人は皆あたたかく、気軽に話してかけてくれる人も多いです。
山形が恋しくなったりもないですね。毎日充実しています!

あとは、これからお友達が出来たらいいな、と思います。

Q5 お仕事のやりがいを教えてください。

お客様がチェックアウトした際、手を振ってお見送りするのですが、
お客様も振り返してくれると「ご満足いただけたのかな」と思い嬉しい気持ちになります。

これからもたわらやへお越しになるすべてのお客様に笑顔になってもらえるように、
おもてなしの心を学んでいきたいなと思います。


-沢山の人が行き交うたわらやの入口

Q6 山形とのギャップはありますか?

気候が似ているからか、今のところはあまりギャップを感じません。

ただ、人との距離は山中温泉の方が近いかもしれません。
コミュニケーションがとりやすく、話しやすいです。


-先輩との距離も近く、日々勉強中。

Q7 これから移住を考えている人に一言。

私が思うことは、「一歩踏み出す勇気と視野を広げて、
何に対しても前向きに挑戦する気持ちをもって行動する!」がいいと思います。

私は、考えるよりも行動あるのみ!です(笑)。