こんにちは!山田(@konya_ga_yamada)です。
徐々に夏めく6月1日の夜、石川県加賀市であるイベントが開催されました。
平成28年度から受け入れがスタートした地域おこし協力隊による、
年に一度の活動報告イベント「僕たちの地域おこしを振り返る会」です。
当サイト加賀ぐらしを運営する私も、地域おこし協力隊のひとりです。
どんな会だったのか、誰がどんなことをしているのか、様々な視点からリポートします!
ー 「僕たちの地域おこしを振り返る会」は地域への活動報告
そもそも「僕たちの地域おこしを振り返る会」とは、
加賀市の地域おこし協力隊が主催する、一年間の活動報告会です。
地域おこし協力隊とは・・・
2009年に総務省によって始まった地方創生政策。都心部から住民票を移した隊員達は「地域協力活動」に励み、1~3年内の任期を終えた後も、「定住・定着」を目指すというもの。
今年度のチラシデザイン
加賀市では、地域おこし協力隊の受け入れが平成28年から始まりましたので、
今回のような活動報告会は2回目となります。
日頃お世話になっている地域の方に向けて、年に一度開催しています。
ー 石川県加賀市の地域おこし協力隊は、県内最多の18人!
現在、加賀市には18人の地域おこし協力隊が活動をしています。
具体的な活動内容もそれぞれ異なっており、農業系・移住促進系・IT系など、
地域に広がる様々な課題に対応すべく、色んなミッションを抱えています。
また、特筆すべきはNext Commons Lab 加賀(以下:NCLK)の存在です。
Next Commons Lab 加賀・・・
加賀市の地域資源を活用した10のプロジェクトを立ち上げ、その事業化を目指す取り組みです。NCLK全体のマネジメントを担う事務局メンター3名とプロジェクトを進めるラボメンバー10名がチームとして活動中。
このように、一口に地域おこし協力隊といっても、そこには多様な切り口や人材が存在し、
それぞれが掲げるビジョンのもと、個性豊かな活動が広がっています。
今回、受付では各協力隊の紹介をしたペーパーが配布されました。
もしご興味がある方はこちら(PDF:564KB)からご覧ください!
ー 会場にも注目!オープンしたばかりの「山代コドン」
報告会の会場となったのは、2018年6月1日オープンしたばかりの「山代コドン」です。
山代コドン・・・
石川県・加賀山代温泉通りに誕生した、人・モノ・知恵、あらゆるものが交差し、越境していくことを目指したコワーキングカフェ。
住所:石川県加賀市山代温泉温泉通り24
お問合せ:codon@nclk.jp
加賀市に存在する3温泉のひとつ、山代温泉(やましろおんせん)の商店街に面しており、
オープン前から地域の方々の「何が出来るんだろう」という嬉しいざわざわ感が。
日中は加賀市長が見学に…!
報告会では、この山代コドンのお披露目会も兼ねていましたので、
山代温泉のゆるキャラである「すぱクロくん」も駆けつけてくれました…!
ー 実際の活動報告は!
各自7分〜10分程度の短い時間ではありましたが、
それぞれの活動報告をプレゼン形式で発表していきました。
今回は、各者の発表を簡単にご紹介していきます!
1 Next Commons Lab 加賀の活動報告(中川さん)
NCLKだけでも13名のメンバーが活動していますので、
所長の中川さんが代表して紹介をしてくださいました。
「そもそもNCLKってなに?」「加賀以外のエリアでもやっているの?」など、
プロジェクトの全体像から始まり、加賀で実際に行われている活動の紹介もありました。
メンバーの一人が手掛けた打越製茶のリニューアルパッケージ
こちらもメンバーの一人が手掛ける【山中木工×花】のARABIKI。地域のイベントに出展も!
ARABIKIは当日会場を彩ってくれました。参加してくれた地域の方も興味津々…!
NCLKは、同じ時期に13名が加賀に移住してきたのではなく、
着任が決まったメンバーが随時入ってきていることもあり、その進度は様々でした。
本格的にスタートしたのはまだ半年というところ。
これからの活動が楽しみです!
山代コドンの階段には、全国で広がるNCLの活動が紹介されています。ちなみに加賀のテーマは「越境」です。
2 移住コンシェルジュの活動報告(山田)
私からは、移住コンシェルジュを起点として広がった様々な活動をご紹介しました。
平成29年度は以下の3つのことに主に取り組んだ年となりました。
今後、「ローカルメディア」と「まちづくり塾(かがやき塾)」を
どのように生業に変えていくかが平成30年度・卒業後の課題です!
気づけば協力隊として活動し始めてから1年半・・・!本当に早いです。
3 山中温泉東谷地区活性化支援(堺さん・霜下さん)
加賀市の最奥のエリアである東谷地区の活性化をミッションとするお二人。
その中でも異なるメインフィールドをもっており、個々の活動を振り返ってくれました。
堺さん。H29年度について、「農業は失敗した部分もあったが、家族が加賀に移住してきてくれたり嬉しいこともあった」と話してくれました。
霜下さん。「ゆくゆくは自分のお店を最奥エリアの東谷で。」と話してくれました。
地域おこし協力隊の中では、一番エリアに根付いた活動をしているといえるおふたり。
仕事以外でも地域に根付いた活動を沢山されていたのが印象的でした。
堺さん。地域の見守り活動や除雪作業を積極的に行う様子
霜下さん。収穫した野菜の加工品販売も。お手製の一味は辛くて人気だそう。
おふたりが活動している東谷エリアは、地元の方でも行ったことがないという人も多いです。
加賀の水源でもあり、圧倒的な自然に囲まれるこの場所をもっと知りたい方は、
ぜひおふたりの活動を今後もチェックしていただきたいです!
4 IT推進支援(中さん・四津谷さん)
IT促進支援は、当初から中さん・四津谷さんのおふたりが
二人三脚でやってきたものになりますので、発表は代表して中さんが行いました。
小学生を対象に行なっているプログラミング教室「ラズベリーパイ教室」では、
なんと全22回開催で延べ224人もの生徒が参加するという凄い数字も!
子どもを対象にした活動も多いので、あまり地域に知られていない部分もありますが、
着々と加賀市のIT促進を進めています。
そして今年4月には共同創業を果たし、「株式会社インテトラス」を立ち上げました。
毎週金・土にはKAGAものづくりラボの運営もやっていますので、
ITやものづくりに興味がある方はぜひとも遊びに行ってみてください!
ー なんと50名以上の地域の方が参加してくださいました!
今回の報告会ではなんと53名の方が一般参加してくださいました。
立ち見の方もいるほどで、これほど関心を持っていただいたことが嬉しいです。
嬉しいことに中学生も参加してくれました!「加賀をもっと面白くしたい」という言葉にジーンときます。
ー 最後には交流会を!
報告会が終わったあとは交流会を。
大勢の方が残ってくださり貴重な時間となりました。
参加してくれたみなさま、本当にありがとうございました!
平成30年度も頑張ります…!
石川県加賀市地域おこし協力隊
facebook:https://www.facebook.com/kagaishikawa/
NCL facebook:https://www.facebook.com/NCL加賀