地域で財団を持つ、そんな未来がすぐそこまで来ています。

あくるめ財団は、石川県加賀市に特化したローカルな財団です。
有志のメンバーで立ち上げられたこの財団は2017年夏にスタートしました！

これまで10の市民団体・地域活動に助成金の支援を行い、
それぞれが抱えている課題に共に目を向け、お金だけに留まらない支援に取り組んでいます。

そんなあくるめ財団ですが、2018年8月に初となる自主イベントを開催いたしました。

イベントの名前はKAGA LOCAL MEETING。
大盛況に終わったこのイベントの様子をレポート形式でお届けいたします！

ー　KAGA LOCAL MEETINGとは

石川県加賀市は、その人口減少数が県内一位とされ、
南加賀では唯一の「消滅可能性都市」に選ばれている地域です。

薄暗い未来を想像する言葉である一方で、市内を見渡せばその逆境さえも楽しむように
地域に根を張りエネルギッシュに暮らす人たちが沢山います。

「KAGA LOCAL MEETING」は、そんな地域のエンジンのような人々が集い、
知恵を分かち合い、交流しあうイベントとして開催されました！

ー　オープニングではあくるめ財団の紹介が…！

オープニングでは、あくるめ財団の紹介が行われました！

今回は残念ながら代表理事の霜下順子さんの参加が叶わなかったので、
理事として財団に関わっている飯貝誠さんからご紹介がありました。

会場はかが交流プラザさくらのエントランスホール。
舞台を囲うようにたくさんの参加者の方々が集まっていました！

あくるめ財団が大切にしている理念や、実際の活動やメンバーのお話があり、
いよいよKAGA LOCAL MEETINGが始まったんだ、というムードに包まれていきます。

ー　第一部：スペシャルなゲストたちによる意見交換

今回のイベントは、加賀ではもちろん市外や県外で大活躍しているゲストがおふたり。
一人目はゲストスピーチを務めた株式会社FOLKの三島由樹さんです。

自身の手がけるPLUS KAGA Projectの紹介をする三島さん

2016年からスタートしたPLUS KAGA Projectのコーディネーターを務めている方で、
多い時には週に１度以上加賀に訪れることがあるほどの三島さん。

「加賀の好きなところは何かが始まりそうなところ」とスピーチの中で語ってくれました。

二人目はファシリテーターを務めた尾野寛明さん。
総務省地域力アドバイザーでもある尾野さんは、”風の人”と呼ばれることもあるほど
全国を飛び回り各地でまちづくりの芽を育てている方です。

三島さんのゲストスピーチを受け、地元代表の山口美幸さんと３人でディスカッションを。

尾野さん（右）から二人へ話を聞く様子

尾野さんから「地域を変えるのは小さなうっかりなんじゃないか」という言葉が出され、
うっかり出会った人たちが、やがて地域の担い手になっていくというお話がありました。

おふたりからも「そもそもここに座っていることがうっかりですよね（笑）」という返答が。
会場が笑いで包まれたシーンでした。